日々防災訓練

防災に関連するグッズや知識の備忘録

熊本地震に学ぶ車中泊

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注目を浴びた「車中泊

まだ完全に治まったわけではありませんが、熊本地震ではとりわけ

車中泊というキーワードが目立ちましたね。

それに伴いエコノミークラス症候群も切り離せない話題となりました。

ニュースやワイドショーでは盛んに体調を崩さないための予防策を

呼び掛けていましたし、車中泊を取り扱うアウトドア系雑誌などでも

いろいろな視点から対策記事が掲載されました。

しかしそれがどれくらい上手く伝わり、役に立てたのでしょうか。

呼び掛けが悪いこととは言いませんが、

話の観点がズレているような気がするんです。

その違和感を払しょくするために、震度7を2回記録した日から

数週間後に現地入りし、生の声を取材してきました。

 

より明確な情報源

リアルタイムで配信されてくる画像は、もちろん貴重です。

しかし一方で、ネットやメディアから得られる情報には限界があり、

今後自分なりの防災力を高めるには本当のことを知る必要があると、

常々思っていたんですね。

今回はどうしてもその隔たりを確認したかったのです。

結論から言うと、やはり「行ってよかった」

もちろん何事もなく無事に戻ってこれたから言えるのですが。

そこは一番懸念していたことであり、迷惑を掛けぬよう最新の注意を

払っての行動でしたが、その件はまた追々。

 

一番のソースではあるが・・

一般的な報道は、色々な都合によって一面的な情報になりがちです。

鵜呑みにしないフィルターや、総合的な判断力が必要だと思うのです。

やはり現地を訪れて話を伺って帰ってきたとき、防災の方向性に

修正が必要だな、と思ったのは間違いありません。

 

違和感とは

「いいから観点のズレとやらを早く話せよ!」

とのお叱りが聞こえてきそうなので本題に。

つまりはいくら予防策を訴えたところで、現地ではそれができないから

症状を悪化させてしてしまう人が跡を絶たないんです。

なぜ対応できないのかというところまで踏み込んで考えてあげることが必要で

それが出来るなら手を差し伸べる、出来ないのなら今確実に支援できる

等身大のことをすべきだと、そういうふうに思ったんですね。

「なぜ予防法に対応出来ないのか」については、取材から分かったことを

ベースに次回お伝えしたいと思います。